お知らせ

円福寺:厄除夜護摩を行いました

石井 祐晃

去る1月11日18時より、円福寺本堂におきまして「厄除夜護摩(やくよけよるごま)」を厳修いたしました。

静寂と光のなかで

日が完全に落ちた夕刻、本堂は静寂に包まれ、灯された蝋燭の明かりだけが揺らめいていました。 法要の始まりを告げるのは、低い音階で唱えられる声明。暗闇に響き渡る僧侶の声に、参列された皆様も静かに心を落ち着かせ、ご自身の心と向き合っておられるようでした。

護摩壇に火が灯されると、高く上がる炎とともに、暗かった本堂は徐々に黄金色の光で満たされていきました。今回、20代から50代の厄年の方々を中心に、約20名の皆様に参列いただき、不動明王の智慧の炎によって、皆様の抱える厄難を焼き尽くし、一年の平穏を祈願いたしました。

法要の最中、参列者にはご尊前にお進みいただき、施主のお清めと御札のお加持を行いました。炎の光に照らされる皆様のお顔は、真剣な眼差しとなっていました。

不動響炎と厄落としの儀

法要の終盤には、奉納演奏として太鼓による「不動響炎(ふどうきょうえん)」が奏でられました。腹の底に響く太鼓の音は、さながらお不動様の力強いお慈悲のようであり、堂内の熱気は最高潮に達しました。

法要後には、施主様へ御札をお渡しするとともに、参列された皆様全員に「厄落とし絵馬」をお配りいたしました。 境内では、護摩の聖なる炎を種火とした篝火(かがりび)が焚かれ、皆様それぞれに絵馬の一部を投げ入れていただきました。赤々と燃える炎の中に厄を託し、清々しい表情で家路につかれる皆様の姿が印象的でした。

結びに

厄年という時期は、人生における大きな転換期でもあります。 今回お受けになられた御札や、炎によって清められた心が、皆様の一年を明るく照らす光となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

厄除夜護摩は来年も実施予定です(御祈祷料は5000円です)。厄年の方向けの法要とはなっていますが、厄年に当たっていない方から参列の要望も多く頂いておりましたので、来年はできる限り多くの型に参列いただけるよう工夫したいと考えております。

寒いなかご参列いただいた皆様、誠にありがとうございました。

ABOUT ME
石井祐晃
石井祐晃
円福寺 住職
「祐晃」は「ゆうこう」と読みます。東北大学大学院の死生学・実践宗教学を専攻し、2024年春に修了しました。 好きな食べ物は、じゃがりこサラダ味(Lサイズ)。
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