お知らせ

円福寺:こころ磨きを行いました

石井 祐晃

8月10日、11日、12日の3日間で、早朝坐禅会に代わる新たなイベント「こころ磨き」が行われました。

初めてのイベントであるため、誰も来ない事態も想定していましたが、3日間合わせて15人ほどの方が集まってくださいました。多くの方にご参加いただき、安堵の気持ちでいっぱいです。

テーマは「食と仏教」を掲げ、仏教における食事の考え方や、感覚を研ぎ澄ませる食べ方ををお伝えしました。

普段の食事では、お腹いっぱい食べること(満腹感)を目的としてしまいがちですが、感覚を研ぎ澄ませることによって、美味しさで心が満たされる状態(満足度)を実現できます。満足度が高いと、食事の量も適切で済むので、暴食の心配もありません。

今回のこころ磨きを通して、満腹感ではなく満足度を高められるようになったのではと思います。

 

個人的には、最後に行ったマインドフルネスが大変好評だったことに驚きました。生産性アップや集中力の向上が見込まれるため、会社や病院や学校といった場所でも注目されているマインドフルネスですが、これを行うことで幸福感を感じやすくなると言われています。

今回マインドフルネスを行った時間は短いものでしたが、その短時間であっても効果を感じた人が多くいたことに、確かな手応えを感じました。こころ磨きの最後に行う、定番となるかもしれません。

 

「良いものは取り入れる」というシンプルな信条があります。理由も単純で、成果につながるからです。年に1回の「こころ磨き」では、人生が豊かになる「良いもの」を取り上げて、集まった方々の生活に少しでも良い影響があるよう、企画を考えています。

来年、何をするのかまだ決まっていませんが、楽しいだけではなく、ためになり、心が豊かになるような機会をお届けする予定です。また来年、参加していただければ幸いに存じます。

ABOUT ME
石井祐晃
石井祐晃
円福寺 住職
「祐晃」は「ゆうこう」と読みます。東北大学大学院の死生学・実践宗教学を専攻し、2024年春に修了しました。 好きな食べ物は、じゃがりこサラダ味(Lサイズ)。
記事URLをコピーしました