円福寺住職:アオウゼにてセミナーを行いました
石井 祐晃
ふくてら
令和6年10月1日、福島駅前のAOZにて、「仏教、そうだったの!?」とのタイトルで講演を行ってきました。
仏教の分かりやすい解説書が多く出版され、YouTubeでも法話が閲覧可能な現代。仏教が説く内容に、どの時代と比べても触れやすくなっています。しかし、仏教の歴史には悪戦苦闘した過去や、あまりにも現実とかけ離れた描写があります。こうした話は、面白いにもかかわらず、なかなか表にでてきません。そこで、ネットや本では出会うことのできない仏教の裏側を、今回は47名の参加者に向けてお伝えしてきました。
終了後、数名の参加者が、御礼を伝えに前方まで来ていただきました。楽しんでもらえたようで、ホッとしました。
仏教には、素晴らしく有り難い教えがある一方、葛藤や人間の逆らえない本性が垣間見える内容もあります。前者は当然価値が認められていますが、後者にも計り知れない仏教の魅力が詰まっています。参加者が抱えている仏教イメージとズレが生まれてしまったたかも知れませんが、これを契機に、驚きとともに味わいある奥深さに気づいて貰えれば、僧侶としてこれ以上冥利に尽きることはありません。