お知らせ

福厳寺:早朝座禅会を開催しました

石井 祐晃

三日間、朝七時の本堂にて

八月七日から九日までの三日間、当山福厳寺で、朝七時より早朝座禅会を開催しました。お盆を目前に控えた時期、日中は暑さが続いていましたが、朝の境内はまだひんやりとした空気に包まれ、座禅にはこの上ない環境となりました。

 朝のおつとめと法話ののち、座禅をしている間、参加者の皆さんは静かに呼吸を整えながら、心穏やかなひとときを過ごしていたようです。はじめは落ち着かなかった呼吸も、時間が経つにつれて次第に深く、ゆるやかになっていきます。目を閉じるのではなく、半眼にして畳の一点に視線を落とす。ただそれだけでも、日々の慌ただしさからいったん身を引くための、大きな助けとなるようです。

座禅というと、足を組むことや長く坐り続けることばかりが注目されがちですが、大切なのは姿勢と呼吸を調え、そこから心が自ずと調ってゆくのを待つことです。今回も、まずは座り方と呼吸の整え方を丁寧に伝えたうえで、清らかに光り輝く月を思い描いてもらいました。

参加してくれたのは地元の方々を中心に、一日目は十名ほど、二日目・三日目は二十名ほどでした。日を追うごとに顔ぶれが増えていくのは、まことに有り難いことです。三日間続けていらっしゃった方、家族でいらっしゃった方、朝のお勤めの前に立ち寄った方。それぞれのかたちで、朝のひとときを共に過ごしました。

最終日まで参加してくれた皆さんには、感謝の気持ちを込めて、夏の暑さをしのぐ氷嚢と、グミやゼリーなどのお菓子をささやかな記念品として渡しました。また、小学生以下の子どもたちには、お辞儀や敬礼をする動物のガチャポンを楽しんでもらいました。

来年に向けて

来年も座禅会を続けていきます。ただし今年のように三日間に分けるのではなく、一日で二時間ほどをかけ、座禅のほかに腕輪念珠づくりや抹茶体験なども取り入れた、より充実した催しにする予定です。

腕輪念珠づくりでは、珠を自分で選び、ひとつずつ手を動かして仕上げてもらいます。座禅で調えた心のまま手仕事に向かう時間もまた、味わい深いものとなるでしょう。抹茶の一服も、朝の締めくくりにふさわしいひとときになるのではないかと考えています。

市外・県外からの参加も大歓迎です。座禅ははじめてという方、作法に不安のある方も、どうぞ気軽に来てください。特別な準備は何も要りません。日程が決まったら、あらためて本ホームページでお知らせします。今年参加してくれた方も、今回は都合の合わなかった方も、来年また会えることを楽しみにしています。

ABOUT ME
石井祐晃
石井祐晃
円福寺 住職
「祐晃」は「ゆうこう」と読みます。東北大学大学院の死生学・実践宗教学を専攻し、2024年春に修了しました。 好きな食べ物は、じゃがりこサラダ味(Lサイズ)。
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